住宅ローンの借り換えは、同じ銀行でも可能なもの?

住宅ローンの借り換えは、同じ銀行でも可能なもの?

現在25年の住宅ローンを組んでいます。先日銀行のATMで住宅ローン金利の案内をみかけ、現在組んでいるローンよりも金利が下がっていることがわかりました。長い目で見ると今のうちに借り換えをした方が良いと思っています。金利が下がっていたのは、現在ローンを組んでいる銀行と同じ銀行なのですが、同じ銀行でも住宅ローンの借り換えは可能なのでしょうか?

同行内でも住宅ローン借り換えに対応している銀行もあります

基本的には住宅ローンの借り換えは同行内ではできません。しかし中には優良顧客を逃さないよう、同行内の借り換えにも対応している銀行があります。これはご自身で契約している銀行に問い合わせてみてください。
同行内で金利を変更する方法に、金利タイプの変更というものがあります。現在変動金利の場合は固定金利選択型に変更が可能です。ただしこれにもタイプがあり、全期間金利優遇型のものからは、固定金利に変更するときも全期間金利優遇型への変更となります。全金利固定金利型への変更はできないので、注意してください。

また固定金利選択型で、固定期間が切れるタイミングであれば変動金利型に変更することができます。しかしこれも全期間固定金利型には変更できません。
固定期間中や全期間固定金利型でローンを組んでいる場合は、金利タイプの変更はできませんので、他行での借り換えになります。またほかのタイプから全期間固定金利型に変更するときも、同様に他行への借り換えとなります。
いずれにしろ、「借り換え」という形をとると、いったんローンを完済し、新たなローンを組むということになります。住宅購入当初にかかった登記費用などが再度発生しますので、ある程度の手数料等が発生することは頭にいれておいてください。

住宅ローンは金額が大きく長期に渡るものですので、金利の変更は返済額に大きく影響します。常に情報などにはアンテナを張っておくことが大切です。方法はいろいろありますが、タイミングを逃さないことが重要です。

同じ銀行で住宅ローンの借り換えは可能なのか

住宅ローンは銀行にとって収益性の高い案件であり、かつ顧客囲い込みにつながることからどこの銀行でも熱心に営業をしています。また、単に新築物件のローンを受けるだけではなく、低金利を生かした他行からの借り換えも同時に営業しています。借換えのメリットは、利率が下がることにより毎月の返済額が減ったり、返済期間が短くなるということです。

しかし、同じ銀行でこれをすることはできません。契約を既に銀行と結んでいるため二重契約となるからです。とはいえ、銀行側も大切な顧客ですから、他の銀行に逃げてしまうのは何とか防ぎたいものです。それに、関連会社の保証会社に支払っている保証金も返還する必要がありますから、できるだけ避けたいというのが本音です。

利用者側も借換えによって給与振込口座を変更したり、他の引落口座を変更するのは大変です。できれば避けたいというのは同じです。そのため、利用者側から銀行に対して利息の減額を打診することがあります。銀行側がこれに応じれば、借換えなどしなくてもいいわけです。

とはいえ、広告で自行からの借換えはできませんと書いている手前、簡単に承諾するわけにもいかないことも事実です。そのため、このような打診を承諾するのはそれなりの優良顧客に限られます。大企業に勤めている社員や公務員等です。他の顧客に対しては、そこまでの便宜を図る必要もなく、借換えで口座が解約されても仕方がないという対応になることが多いです。

これは、銀行内の稟議が簡単に通らないということも一因です。稟議は、支店長の決裁まで必要になりますが、住宅ローンのような案件になりますと本店にも話を通す必要があります。このようなイレギュラーな話を無制限に承諾すると現場の営業が混乱する可能性があるので、本店側としてはやめてもらいたいというのが本音です。

大組織である銀行らしい綱引きなのですが、組織としてはできるだけ外部に流出させたくない住宅ローンの顧客ですが、こうして借換えによる顧客の引き抜き競争が行われているのです。